
WordPressで一度作った文面を何回も使える簡単な方法とかないかな?
同じものを何度も作るのは面倒...
再利用ブロックはどうでしょう?
一度登録しておけば後は呼び出して貼るだけで済みますよ

再利用ブロックとはブロックエディタ(Gutenberg)に搭載された機能のひとつで、ひとことで言うと
ブロックの「ブックマーク」や「お気に入り登録」
です。
具体的には「定型文」や「レイアウトなどのテンプレート」など繰り返し使う可能性があるコンテンツをあらかじめブロック単位で登録しておき、使いたい時にそのブロックを簡単操作で呼び出して使う機能です。
同じ文章を何度も入力する手間が省け、作業効率の向上が見込めとても便利です。
この記事を読むと再利用ブロックのこんなことがわかります。
この記事はこんな人向け
- 同じ文面を何度も作るのが面倒な人
- 記事作成の作業効率をアップさせたい人
この記事に書かれていること
- 再利用ブロックを使ってできること
- 再利用ブロックの作り方と使い方
- 再利用ブロックを使うメリットと注意点
- 再利用ブロックの編集方法
読むと得られるメリット
- 同じ文面を何度も作るわずらわしさから解放される
- 記事作成の作業効率が大幅にアップ
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再利用ブロックを使ってできること
再利用ブロックでできることは主に以下の3つです。
- 装飾・定型文などをブロック単位で保存してテンプレート化
- 保存したブロックの再利用
- 再利用ブロックの一括編集
ブロックの中に別のブロックを入れるなど手の込んだ装飾を施したブロックや項目が多い箇条書きリストなどもう一度同じものを作るのが面倒なブロックをそのまま再利用ブロックとして保存することでテンプレート化できます。
もちろん、保存したブロックは好きな場所で呼び出して再利用することができます。
また、保存したブロックの内容を編集することで、複数のページで再利用されているブロックの内容を一括で変更することが可能です。
再利用ブロックの作り方
再利用ブロックの作り方は以下の通り、簡単にできます。
- 再利用ブロックに保存したいブロックを選択
- ブロックエディタツールの「詳細設定」(下図①)を開く
- 「再利用ブロックに追加」(下図②)をクリック
- 名前をつけて保存


- 定型文
- 複数の装飾を施したブロック
- 広告コード
- 自己紹介
保存した再利用ブロックの使い方
保存した再利用ブロックの使い方は以下の通りです。
- 編集画面左上の「+」ボタンをクリック
- 挿入ブロック選択画面の「再利用可能」をクリック
- 利用したいブロックをクリック


これで保存しておいた再利用ブロックを呼び出せます。
再利用ブロック使用のメリットと注意点
再利用ブロックの利用がおすすめな例として、自己紹介文があります。
- 名前:ジュンイチ
- 年齢:48歳(1973年生まれ)
- 居住地:千葉県
- 職業:トラックドライバー(勤続年数20年超)
- 家族:妻と妻の両親の4人暮らし
私の場合、ざっくり書くとこんな感じです。
これを再利用ブロックに保存する一番のメリットは「何度も同じものを作らないで済む」という点です。
上の文を作るために
- 背景に色をつけて
- 箇条書きを設定して
- 各項目を入力
という3工程をおこなっているのですが、再利用ブロックに保存すれば次回からこれらの作業をカットすることができるので時短になります。

そんなのブロックをまるっとコピペすればいいじゃん
確かにコピペでも見た目は同じで手間は省けるので作業効率は上がります。
でも、想像してみてください。
ブログの各記事の冒頭にこの自己紹介を入れるのが自分のスタイルだとして、100記事作りすべての記事の冒頭にこの自己紹介を「コピペ」で入れたとします。
いちいち入力する手間を省いているのでその時の作業効率は上がっていますよね。
では、誕生日を迎えたので年齢を書き替える必要が生じたらどうでしょう?
コピペで作った場合、内容の編集はひとつずつおこなわなければなりません。
100記事に書かれた自己紹介の年齢をひとつずつ変えるのは大変ですよね?
誕生日以外にも引っ越せば居住地が変わりますし家族構成もいつまでもこのままでいられるわけではありません。
そこで活躍するのが再利用ブロックのもう一つのメリット、「再利用ブロックの一括編集機能」です。
これはどういう機能かと言うと
元ブロック(=再利用ブロックとして保存したブロック)、元ブロックから再利用したブロックのどれかひとつの内容を変更すると他のブロックも連動して内容が変わる
というものです。
再利用ブロックを利用するとこのような時どれかひとつのブロックの内容を編集すれば100記事分の自己紹介の内容がすべて自動的に変わります。
その場の作業(=自己紹介文を作る)だけでなく使った後におこなう作業(=自己紹介文の編集)も効率よくできる、ということです。
以上のことから「自己紹介のような後で編集する必要があることがあらかじめわかっているもの」はコピペではなく、編集内容をすべてのブロックに連動して変えることができる再利用ブロックに保存する方が便利です。
ただし、この「一括」で編集できるところはメリットであると同時に大きな注意点にもなります。
それは再利用したブロックのうち、一部のブロックだけ内容を変えたい時です。
再利用ブロックリストからブロックを呼び出して貼り付け、「この記事ではここをこうしたい」と安易に内容を変えてしまうと他の記事で使っている再利用ブロックの内容も変わってしまいます。
この現象を防ぐには次でご紹介する「紐づけの解除(通常ブロックへの変換)」をおこなう必要があります。
再利用ブロックの編集方法
再利用ブロックを編集する時は、編集前にその内容が次のどちらになるのかを確認しておく必要があります。
- 編集内容をすべての再利用ブロックに一括して適用したい
- 特定の再利用ブロックだけ内容を変更したい
①の場合は再利用ブロックリストにある元ブロック、または記事に貼り付けた再利用ブロックのいずれかの内容を書き換えるだけですべての再利用ブロックの内容を変更できます。
注意したいのは②の場合で、この場合はまず内容を編集する前に「通常ブロックへの変換」をおこないます。
方法は超簡単。
- 内容を編集したい貼り付けた再利用ブロックを選択
- ツールバーの「通常ブロックへ変換」ボタンをクリック

この操作をおこなった後に内容を編集すると、編集内容はそのブロックにのみ適用されます。
再利用ブロックの使い方のまとめ

いかかでしたでしょうか。
この記事の内容をもう一度確認してみましょう。
- 再利用ブロックとは?
- ブロックの「ブックマーク」や「お気に入り登録」のこと
- 再利用ブロックを使ってできること
- ・装飾、定型文などをテンプレート化
・保存したブロックの再利用
・再利用ブロックの一括編集 - 再利用ブロックを使うメリット
- ・同じブロックを何度も作らずに済む
・1か所の編集ですべての再利用ブロックの内容を変更できる - 再利用ブロック使用時の注意点
- ・編集内容はすべての再利用ブロックに適用される→変えたくないブロックまで内容が変わってしまうことがある
・特定の再利用ブロックだけ編集したい時は編集前に「通常ブロックへの変換」をする
再利用ブロックはブロックエディタに対して辛口の評価をするユーザーに「これは便利な機能」と言わしめる機能です。
つまり、それだけ高性能な機能ということ。
ぜひ使いこなして、記事作成の作業効率をアップさせましょう。
AFFINGERならマイブロックと使い分けることでさらに効率アップ
今回の記事で再利用ブロックの便利さはおわかりいただけたかと思います。
この再利用ブロックはブロックエディタに標準で搭載されている機能なので、どのテーマでも利用できます。
しかし、私がこのブログで使っているAFFINGER6というテーマでは再利用ブロックとは別に「マイブロック」という機能があります。
マイブロックをひとことで表すと
再利用ブロックから元ブロックと再利用したブロック間の連携機能を取り除いたもの
となります。
便利な使い方としては
- ブロック間の連携機能が必要ないけれどよく使うブロックを保存する
- 「背景色+箇条書き+囲み枠」といった複数の装飾だけを保存して、中に入れる本文はその都度入力する
といったものが挙げられます。
上の箇条書き部分を例に取ると、背景色と箇条書きリストをあらかじめ組み合わせて保存しておけば「背景の色を変えて箇条書きリストに変えて」といちいちやらないで済みますね。
しかし、「箇条書きにする中身の文章」はその時によって違うので空白にしておきたい。
こんな時は再利用ブロックよりマイブロックで保存した方が便利なのです。

このようなブロックをマイブロックで保存しておけば必要に応じて枠組みだけ引っ張り出してきて内容を書くだけ。
再利用ブロックのような他のブロックとの連携も無いので「うっかり内容を変えたせいで他のブロックまで変わって何が何だかわからなくなっちゃった」なんてことも起こりません。
基本的な使い方は再利用ブロックとほぼ同じなのでAFFINGER6を導入したらすぐに使えます。
これはほんの一例で、AFFINGER6はこのような「かゆい所に手が届く」機能が盛りだくさんのテーマです。
- 無料テーマでブログを運営している
- 有料テーマに興味はあるけれど、ぶっちゃけどれがいいのかわからない
- わかりやすい簡単操作で記事が書けるようにしたい
- 自分のブログを「稼げるブログ」にしたい
こんな方にAFFINGER6はとてもおすすめです。

そうなんだ
もう少し詳しく知りたいな
そう思われた方は下のリンクから公式サイトに行けますので検討してみてください。
ひとつだけ、AFFINGER6の欠点をお伝えしておきます。
これは長所の裏返しでもあるのですが
いろいろなことができるゆえ、設定項目が細かくパソコン超初心者の人は扱いづらく感じる
という点です。
特にサイトデザインのカスタマイズは難しいかもしれません。
何せいろんなことができちゃいますから。
しかし、そんな悩みを解消させるべく新しいデザイン済みテンプレートが公式から発表されるなど徐々に対応が進んできています。
扱いにくさを感じる原因の大半は「慣れていない」ことによるものなので、あまり臆する必要は無いというのがパソコンの知識や能力が少ない段階で使った感想です。
そんな不安よりもはるかに多くの魅力が詰まった有料テーマ、AFFINGER6。
ぜひ、そのすごさを一歩踏み出して体験してみてください。