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最低限知っておきたいWordの編集記号5つ。その他についても解説

今回の記事は、少しWordが使えることを前提として書いています。

ですので、Wordをまったく使ったことが無いという方はまずはこちらの記事を読んでWordに触れてみてください。

さて、Wordはある程度使えるよ、記事読んでWord触ってみたよという方向けに今回は「編集記号」について書かせていただきます。

編集記号の意味を理解して確認しながら作業をすることが「整った文書」を短時間で作る近道になります。

また、文書内の編集記号を見ることで「この文書を作った人のWordレベル」が丸わかりになります。

Wordを使い始めたばかりの初心者とはいえ、どうせなら「お、この人Word使いこなせるんだ。すごいな」って思われたいですよね?

自身のスキルと他人からの評価を高めるためにも編集記号を知っておきましょう。

この記事はこんな人向け

  • 「編集記号」という言葉を初めて聞いた
  • 編集記号が何を意味しているかわからない
  • 自分で作ったWord文書をあとで見直した時、もしくは他人からWord文書を受け取った時に
    「どこにどんな機能を使って文書が作られているか」がわからない

この記事に書かれていること

  • 「編集記号」とは何か?
  • 編集記号の表示方法と表示することのメリット・デメリット
  • 基本的な編集記号とそれが表す内容
  • 編集記号が意味するもの

読むと得られるメリット

  • 過去に作ったWord文書のどこにどんな機能を使ったかがすぐに思い出せます
  • 他人が作ったWord文書のどこにどんな機能が使われているかが見抜けます
  • 「整った文書」を作るためにWordの機能を適材適所に使えているかが確認できます

すぐ読みたいところへ飛べる目次

編集記号とは何か?

編集記号とはWord文書において「この場所でこんな機能を使っていますよ」というのを記号で表したものです。

編集記号の表示方法

編集記号のON・OFFボタンはホーム→段落内の右上にあります。

何度かクリックしてみて、グレーに色付いている時がONの状態です。

なお、編集記号は編集画面上でのみ表示されるもので、紙に印刷する時には表示されません。

編集記号を表示させることによるメリット・デメリット

編集記号を表示させることのメリットは

この場所で、この機能を使っている

というのがひと目でわかる点です。

ページ数が多い報告書など1日では作り切れない文書を作成していても「あ、ここってこうしたんだっけ」と後から思い出すことができて便利です。

逆にデメリットとしては、画面上にいろいろな記号が表示されることで「印刷した時のイメージがしづらい」と感じることがあります。

以上のメリット、デメリットを考慮しても、編集記号は基本的に表示しながら文書を作成することをおすすめします。

その場で使った機能を確認できるのはとても便利ですし、繰り返し確認することでその機能の使い方が早く身に付きます。

印刷した時の状態は「印刷時のプレビュー画面」で確認するようにしましょう。

方法は印刷画面を表示(ファイルタブ→印刷、またはCtrl+Pキー)させ、画面右に表示される印刷プレビュー画面で確認します。

見る頻度激高!絶対覚えなければいけない編集記号5つ

一口に編集記号と言ってもその数は多いです。

その中で真っ先に覚えていただきたいのが次に挙げる5つになります。

まずこれを覚えよう

  • 全角スペース
  • 半角スペース
  • 改行(行区切り)
  • 改段落(段落区切り)
  • タブ

この5つは超超基本的なものなのでしっかり覚えましょう。

機 能  編集記号  操作方法機能内容
全角スペース「☐」全角表示時にSpaceキー全角1文字分のスペースが入る
半角スペース「-」半角表示時にSpaceキー半角1文字分のスペースが入る
改行(行区切り)「↓」Shift+Enterキーひとつの段落で強制的に次の行に移動させる
改段落(段落区切り)「↲」Enterキー段落を変える
タブ「→」Tabキー文字の先頭位置を揃える
超基本の編集記号5つ

その他の編集記号

上の5つを覚えたらもう少し頑張って以下の記号も順次覚えていきましょう。

ここまで理解できたら編集記号について困ることはあまり無いと思います。

改ページ

Ctrl+Enterキーで簡単入力できます。

今のページを強制的に終了して、次のページから書き始めます。

セクション区切り

ひとつの文書の中でこのページだけ用紙の向きを変えたいなど、大きな区切りをつけたい時に使います。

その場所から変える、次のページから変えるなどいくつかの方法があります。

アンカー記号

図形を挿入したときに表示される錨のマークをアンカー記号と言います。

「この段落に図形が配置されているよ」と教えてくれる記号です。

編集記号は作成者のWordレベルを表す

編集記号の見方を理解することで

文書のどこに、どんな機能を使っているか

がわかるようになりました。

このことをもう少し深く突っ込んで考えてみましょう。

そもそもWordは

1ページに綺麗に収まるように文書を作るためのソフト

です。

そのためにたくさんの機能を搭載していて、その機能を使っていることを表すのが編集記号になります。

つまり編集記号がわかる人がWord文書を見たら

適材適所でWordの機能が使えているかどうかがその人に全部バレてしまいます。

ビジネスでは複数の人でひとつの文書を作成して共有する、なんてこともあるかもしれません。

機能を適切に使えていない文書を他人に渡してしまったら「この人、Wordも満足に使えないんだ」と思われてしまうかもしれません。

会社の同僚とかならまだ良いかもですが、相手がお得意様とかだったら「この人と一緒に仕事して大丈夫だろうか?」と不安にさせてしまうかもしれません。

裏を返すと、私の記事で紹介しているレベルの機能が適切に使えれば「お、ある程度はWord使えるんだ」となり安心感を与えられます。

ビジネスチャンスを逃さないためにも、「文書作成は適切な場所で適切な機能を使う」ことを常に意識しましょう。

編集記号に関するまとめ

最後に編集記号についておさらいしておきましょう。

最低限覚えて欲しいのは以下の5つです。

まずこれを覚えよう

  • 全角スペース
  • 半角スペース
  • 改行(行区切り)
  • 改段落(段落区切り)
  • タブ

適切に機能が使えているWord文書は編集記号があっても見やすかったりするものです。

逆に言えば編集記号によって文書が見づらいと感じたら機能の使い方や使っている場所が本当にこれでいいのか疑ってみた方が良いかもしれません。

綺麗な文書を短時間で作成できるようになるためにも、編集記号をしっかり読み取れるようになりましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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