突然ですが、あなたに質問です。
あなたは、パソコンで普段どんな作業をしていますか?
または、あなたはパソコンを使ってどんなことをやってみたいですか?
- 知りたいことを検索
- 書類の作成
- ブログ
などなど、さまざまなことが浮かんでくると思います。
そんないろいろと浮かんできた作業をするとき、あなたに必ずついてまわる操作がタイピングです。
この記事では、パソコンを操作するうえで避けて通れない、タッチタイピングが上手になる練習方法とコツ、さらには楽しみながら練習が続けられるおすすめのサイトをご紹介します。
この練習方法を実践することでこんなことが期待できます。
あなたはこうなる
- タッチタイピングができるようになる
- タッチタイピングの精度が上がる
- あなたのリズミカルなタイピングを見て「パソコンを使いこなせる人」として頼りにされる
自分が軽快にタイピングをしている姿が想像できましたら、先を読み進めてください。
すぐ読みたいところへ飛べる目次
タッチタイピングが上手になる練習方法とコツ7選

ここからは、タッチタイピングの基本的な練習方法とコツについてお話します。
スキルを身につける際に大事なのは「まずは基本をしっかり身体に覚え込ませること」です。
正直、最初は単純な動きの繰り返しで面白くないです。
でも「軽快にタイピングするカッコイイあなた」を作り上げるためには、必ず通らないといけない道です。
一緒に頑張っていきましょう。
ホームポジションを覚える【タイピングの基本姿勢】
ホームポジションとは、タッチタイピングをするときの基本姿勢となる最初に置く指の場所のことを言います。
場所はまず、人差し指の位置を決めます。
左の人差し指をキーボードの「F」に、右の人差し指をキーボードの「J」に置きます。
次に、左右の残りの指をひとつずつ横に並べていきます。
そうして小指までキーボードに指を乗せた状態がホームポジションです。

実際に触れていただくとわかりますが「F」と「J」のキーの下部にはかすかな突起がついています。
これは「人差し指を置くキーはここですよ」という意味でつけられています。
各指が担当するキーを覚える【各指の動かし方を知る】
次にホームポジションを起点に、各指で打つキーを覚えます。
まず、ホームポジションに指を置いてみてください。
置いたらその状態から左上&右下に1段ずつ、指を滑らせてみてください。
そのとき、指が乗っているキーがその指の担当キーです。

少し多くのキーを担当してもらう指は3本あります。
- 両人差し指→それぞれホームポジションより1列内側のキーも担当
- 右手の小指→ホームポジションより右側にある残りのキーすべてを担当
右手の小指は動かしづらいうえに範囲が広いので大変ですが、記号なので打鍵の頻度はそこまで高くありません。
最初に覚えるキーは「い・う・お・あ・え」【まずは母音を入力しやすい順に覚える】
最初に覚えるキーは「い・う・お・あ・え」の5文字です。
いわゆる「母音」ですね。

母音なら「あ・い・う・え・お」じゃないの?
そうなんだけど、入力しやすい順と使う頻度を考えると「い・う・お・あ・え」になるんですよ

指は人差し指が一番動かしやすく、中指→薬指→小指の順に動かすのが難しくなります。
ですので、小指でタイプする「あ」よりも人差し指&中指でタイプする「い」や「う」から練習してみましょう。
母音は日本語入力でとても重要です。
なぜなら、ひらがな1文字を入力するのに何かしらの母音を必ず打つ必要があるから。
母音5つを常にノーミスでタイプできるようになったら、あなたはもう半分以上タイピングをマスターしていると言っても過言ではありません。
「入力しやすい順番」には個人差があるかもしれませんが、まずはこの5つをしっかり身体に覚え込ませましょう。
入力中、キーボードは絶対に見ない【超重要!】
タッチタイピングで、キーボードを見ながらの入力は厳禁です。
入力するときは絶対にキーボードを見て打たないでください。
「xはどの指で入力するんだっけ?」と確認のためにキーボードを見るのは構いません。
しかし、実際にxを入力するときは「ホームポジションから左手の薬指をこのくらい下に動かしたらx」と指の動かし具合を意識して入力してください。
入力中の視線の向き先はキーボードではなく画面です。
画面を見ていないとミスタイプに気づかないまま長々とタイプを続けてしまい、後になって大幅にやり直しなんてことになりかねませんよ。
最初は手全体を動かそう【長時間タイプしても疲れにくい】
各指が担当するキーを確認する際に、すべての指を同時に動かしていただきました。
慣れるまではその要領で「打鍵は1本の指だけど指自体はすべて動かす」ようにしてください。
1本の指だけを動かそうとするより疲れにくく、「このキーを打つにはどのくらい指を動かせば良いのか」を把握しやすいです。
入力後は必ずホームポジションに手を戻す【基本姿勢を身体にしみ込ませる】
入力をした後は必ず1度ホームポジションに手を戻すクセをつけます。
タッチタイピングはホームポジションを起点に「このくらい指を動かして押せばこの文字が打てる」ということを把握することで可能になります。
1文字入力したら指は必ず1度ホームポジションに。
この習慣が正確なタイピング=速いタイピングの源になります。
地道な反復練習【継続は力なり】
タッチタイピングに必要な基本ルールを覚えたらあとは実際にタイピングの反復練習をするだけです。
基本のフォームを身につけるために、野球選手なら素振り、ボクサーならジャブのサンドバッグ打ちのような基本動作を何千、何万と繰り返しますよね。
タッチタイピングも同様で基本の反復によって身につきます。
身体が覚えるまで、何度も繰り返し練習しましょう。

よーし、頑張って速いタイピングをものにするぞぉ!
意気込むのはいいけど、タイピングで大事なのはスピードではないから気をつけてね


えっ!?速さを意識しなかったらいつまでも速く打てないんじゃ…?
これ、タイピング初心者あるあるで私も最初はそうでした。
次では「タッチタイピングで最も大切なこと」についてお話します。
タッチタイピングで最も大切なのは「正確性」【「速さ」ではありません】

タッチタイピングの基本的な練習方法とコツについてひと通りお話したところで、タイピング上達のために最も大事なことをお伝えします。
タッチタイピングで最も大切なのは「正確性」
もう一度言います。
タッチタイピングで最も大切なのは「正確性」
です。
なぜなら、速いタイピングとはミスのない、正確な操作の積み重ねによるものだからです。
カタカタとリズミカルな音を立ててタイピングしている人を見ると「タイピング速いなぁ」と感じますよね。
確かに速くなければリズミカルな音は出ませんからそう感じるのは間違いではありません。
ただ、速いタイピングを実現しているのは、「指のスピード」ではなく、「ミスのない、正確な操作の積み重ね」なのです。
ミスタイプをすると間違えた文字をBackspaceキーやDeleteキーで取り消して正しい文字を入れ直し、日本語入力の場合は変換して決定します。
この一連の操作、すべてが「ムダな動き」なんです。
最初から間違えなければしなくても良い操作なのですから。
ひとつひとつのキー操作を間違えなければ、漢字の変換を間違えなければその分だけ余計な手間が省けます。
速いタイピングをしたいなら大切なのは指を速く動かすことではなくミスによる余計な操作をゼロにすることです。
正確なタイプができれば速さはあとから勝手についてきます。
楽しくタイピング練習が続けられる初心者向けおすすめサイト2つ

お話してきた内容はもとより、さまざまな趣向を凝らして飽きることなく練習ができる初心者向けのおすすめサイトを2つご紹介します。
いずれも無料で使えますのでご安心を。
超基本を身につける【イータイピング】
ここまでお話してきた内容を含めて、タイピングを1から始めようとしている人向けのサイトが「イータイピング」です。
私もこのサイトで基本を勉強しました。
会員登録(無料)をすると会員専用の練習メニューが利用できるほか、さまざまなジャンルをお題にしたタイピングが練習できます。
サイトを訪れたら「腕試しレベルチェック」を必ずやってみましょう。
スコアをカルテに記録でき、自分の成長の軌跡が確認できますよ。

サイトへはこちらからどうぞ。
豊富なジャンルで楽しみながらスキルアップ【マイタイピング】
「イータイピング」で基本を身につけたあとに
もっといろんなジャンルのタイピングがしてみたい!
といった方におすすめなのが「マイタイピング」です。
イータイピングよりジャンル、問題数が豊富で選ぶのに悩むこと必至。
個人的おすすめは「歌詞タイピング」です。
あなたのお気に入りの曲をタイピングしながら飽きることなくスキルアップが目指せますよ。
サイトへはこちらからどうぞ。
タッチタイピング上達のための練習方法とコツのまとめ

改めて内容をまとめます。
タッチタイピングが上手になる練習方法は
- ホームポジションという名の基本姿勢を覚える
- 各指が担当するキーを把握する
- まず覚えるのは「い・う・お・あ・え」
- 入力中はキーボードを見ない【超重要!】
- 手全体を動かす
- 入力後はホームポジションに戻る
- 地道にコツコツ反復練習
そして、もうひとつ。
タッチタイピングで最も大切なのは「速さ」ではなく「正確性」
具体的な各指のタイプ方法についてはご紹介したタイピングサイトで勉強していただき「正確率」「正誤率」100%を常に目指して練習しましょう。
毎回100%は無理にしても、99%以上を記録できる頻度が高くなれば十分なタイピングスキルを手にしていることでしょう。
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。