文書作成ソフトのMicrosoft Wordを使えるようになりたい方へ向けた記事
でご紹介したWord初心者が最初に覚えたい機能
のうち、この記事では段落に関する機能についてご紹介します。
この記事はこんな人向け
- Wordを1から覚えたい人
- すぐにWordを使って文書が作れるようになりたい人
この記事に書かれていること
Wordの段落に関する機能の使い方
読むと得られるメリット
以下のことが身に付きます
- 箇条書きの作り方
- 番号付き箇条書きの作り方
- 文字の開始位置の調整(インデント)
- 文字幅の調整(均等割り付け)
- 行や段落の間隔調整
- 塗りつぶし
- 罫線の使い方
一部の機能は経験上あまり使わないので紹介を省略しています。
しかし、この記事でご紹介している機能を使えれば文書づくりで困ることはあまりありませんのでご安心ください。
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Wordを起動する
画面左下のWindowsボタンをクリック、またはキーボードのWindowキーを押します。
スタート画面が出ますので、左側をスクロールし、WのところからWordをクリックします。

するとWordが起動して下のような画面が表示されますので「白紙の文書」をクリックします。

これでWordを使う準備ができました。
Word画面の見方
編集画面について簡単にお話します。

①文書を書く”紙”の部分です。
ここに文字を入れたり位置や大きさを変えたりして実際に作成したい文書を作っていきます。
②このエリアをリボンといいます。
様々な編集機能がカテゴリ別にまとめられており、これらを使って見栄えのいい文書を作ります。
③リボンタブといいます。
文字の部分をクリックすると、そのカテゴリに応じた機能が表示されます。
(上の画像ではホームタブが押された状態です)
緑枠の中に文字や表、画像などを入れていきます。
緑枠の外側のエリアが余白になります。
【超重要】段落の選択方法
この記事で紹介する機能は段落を選択する操作が必要になります。
段落の選択方法は簡単で
選びたい段落のどこでもいいのでカーソルを置く
これだけです。
カーソルの位置は文頭だろうが真ん中だろうが関係ありません。
また、状況によっては複数の段落を一気に選択したいときもあるでしょう。
そのときは一気に選択したい段落の左の余白部分を上から下にドラッグします。

箇条書きの作り方
読み手に伝えたいことを見やすく、わかりやすくするために使われる手法が箇条書きです。
例文1
私が望むことは、Word初心者の人がこの記事を読むことで、Wordの超基本的な使い方をマスターして、簡単な文書が作れるようになり、Wordはそんなに難しいものではないのでどんどん使ってみようと思ってもらうことです。
例文2
私が望むことは、Word初心者の人がこの記事を読むことで
- Wordの超基本的な使い方をマスターして、
- 簡単な文書が作れるようになり、
- Wordをもっと使ってみようと思ってもらう
ことです。
上に挙げた2つの例文、同じことを書いていますがどちらが見やすいですか。
また、どちらが言わんとしていることがあなたに伝わりますか。
例文2の方が見やすくて何が言いたいのかわかりやすいですよね。
一文が長いと読み手を疲れさせてしまうことがあるのでそれを防ぐためにも箇条書きは効果的です。
では、この文章を実際にWordで作ってみましょう。
まず冒頭の分を入力したらホームタブの「段落」のこの部分をクリックします。

すると

箇条書きの印が文頭に入りますので引き続き入力していきます。
書き終わって「Enterキー」を押し段落を変えると

新しい印が自動的に文頭に入りますので次の項目を入力していきます。
すべての項目が入力し終わって文頭の印が不要になったら「書式クリア」ボタンをクリックします。
これで箇条書きの入力が完成しました。
あわせて覚えよう
冒頭の印を番号にしたいときは、最初に数字付きの方のボタンを押すだけで後の操作はすべて同じです。
文字の開始位置の調整方法
Wordでは文字は必ず左端から入力されていきます。
しかしタイトルのように「真ん中に目立つように書きたい」という時がありますよね。
このように文字の開始位置を変えたい時に使う機能を紹介します。
真ん中や端に動かしたいとき
上の例文2で「私が望むこと」という部分を見出しにして真ん中にドンと置いて目立たせたい、とします。
操作手順は以下の通りとなります。
- 見出しにしたい部分(「私が望むこと」)の最後でEnterキーを押して段落を区切る
- 位置を動かしたい段落を選択
- 「真ん中揃え」ボタンをクリック

すると

文字が真ん中に移動しましたね。
あとはこの文字を大きさや太さ、フォントを変えたりすればより見出しっぽくなります。
文字の装飾に関することはこちらの記事を読むとわかります。
あわせて読みたい
1文字単位で動かしたいならインデント
見出し→全体の真ん中のように特定の位置に移動させるのではなく
状況に応じて少しだけ位置を動かしたい
という時に使うのがインデントという機能です。

上の文書の箇条書きになっている部分を右に1文字分動かしてみましょう。
箇条書きになっているところは3つの段落から成り立っているのでこれらを複数選択します。
箇条書きひとつめの段落の左余白でクリック→下にドラッグします。
選択できたらホームタブ、段落にあるインデントボタンの右矢印の方をクリックします。

すると箇条書きの部分が右に1文字分動きました。

文字幅の調整方法(均等割り付け)
均等割り付けとは
〇文字の言葉を△字分のスペースに均等に表示する
機能です。

上のように東京都と千葉県が3文字なのに対し、神奈川県が4文字なので両端が不揃いになってしまっています。
東京都と千葉県を神奈川県と同じく4文字分のスペースを使って均等に表示すればすべての両端が揃って見栄えが良くなります。
では、千葉県を均等割り付けを使って神奈川県の幅に合わせてみましょう。
均等割り付けを使うときの注意点
均等割り付けを使うときは次の2点に注意してください。
- 均等割り付けをしたい「文字」を選択する
- 段落カテゴリに入っている機能ですが、均等割り付けは文字に対して行う操作なので、均等割り付けしたい文字を選択することに注意してください。
- 段落記号を範囲選択に含めない
- 段落記号とは段落の終わりに表示されるかぎ型の矢印のことです。
この矢印を範囲選択するときに範囲に含めないようにしてください。
コツとしては
・段落記号の前にカーソルを入れて、後ろから前に範囲選択をする
・頭から一度最後まで範囲選択して、「Shift+左矢印キー」で1文字分だけ選択を解除する
のいずれかがおすすめです。やりやすい方で試してみてください。
範囲選択ができたら「均等割り付け」ボタンをクリックします。
すると文字幅の設定画面が出てきますので、収めたい文字数を入力してOKボタンをクリックします。


練習で東京都を千葉県、神奈川県と同じ4文字分の幅に揃えてみてください。
行や段落の間隔調整の仕方
段落と段落の間隔(行間)はある程度空けておくと読みやすくなります。
字が詰まり過ぎていると思ったら行間を調整してみましょう。
間隔を調整したい段落を複数選択し「行と段落の間隔」ボタンをクリックします。

行間を設定するポップアップが出るので好きな間隔をクリックすると
2.0に設定してみました。行間が空いているのがわかります。
塗りつぶしの方法
選択した段落に色を塗って強調することができます。
塗りつぶしたい段落を選択して「塗りつぶし」ボタン右の下向き矢印をクリック→好きな色を選んでクリックします。
罫線の使い方
罫線とは、段落の間を区切ったり、囲んだり、飾ったりするために用いられる縦横の線のことです。
よく使う罫線の使い方に箇条書きの部分を罫線で囲んで強調する方法があります。
囲みたい段落をすべて選択して「罫線」ボタン右の下向き矢印をクリック→「外枠」をクリックします。
段落に関する機能のまとめ

段落に関する機能のおさらいです。
ここまで読んでくださっているあなたは
この機能が使える
- (番号付き)箇条書き
- 文字の開始位置の調整(インデント)
- 文字幅の調整(均等割り付け)
- 行や段落の間隔調整
- 塗りつぶし
- 罫線の使用
これに加えて以下の記事の機能も使えるようになれば簡単な文書は作れるはずです。
急ぐ必要はありません。
自分のペースで少しずつ覚えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。